在宅血液透析学会は社会的ならびに医療経済的環境の整備を行うとともに、在宅透析治療の普及・発展をはかり、医療の向上に寄与すること目的としています。
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在宅血液透析導入の流れ
初回面談
在宅血液透析を希望する患者に対して面談、診察をします。問診と診察の後、在宅での血液透析が可能かどうかを初回の面談で判断します。介助者同席での面談が望ましいです。
自宅の事前下見
面談後、スタッフがご自宅に透析装置の設置が可能かどうか事前に下見に伺います。在宅血液透析を行うにあたっては設備環境を整える必要があります。基本的には水道関係、電気関係等の初期工事が必要ですが、賃貸マンション等工事が難しいお宅での導入実績もあります。
トレーニング
在宅血液透析は透析装置の準備から自己穿刺、操作開始、操作終了、後片付けを全てご自身で行う治療です。自己責任において治療を行いますので患者、介助人共に十分な知識とトレーニングが必要不可欠になります。トレーニング期間は、透析回数が週3回の場合、3ヶ月から6ヶ月ほどかかります。個人差、施設差があります。
治療開始
トレーニングか完了し、透析機器の設置が済んだら治療開始です。初回の在宅血液透析は医療スタッフ、メーカー側立ち合いの元行います。
在宅血液透析導入後の管理
外来受診
規定で月に1回は必ず受診する必要があります。透析記録の確認、採血、レントゲン撮影、シャントエコー、投薬調整、透析条件の変更などを行います。
保守点検
かかりつけの医療スタッフ、メーカーが定期的(3か月に1回程度)に自宅訪問し各装置の保守点検を行います。
医療材料
かかりつけ医で発注を行い、自宅に納品されます。発注頻度、運送費用は施設により差があります。
トラブル対応
基本的には24時間オンコール体制をとり対応を行いますが、各施設の対応が異なるため、かかりつけ医と事前に連絡方法の確認を行う必要があります。
災害時の対応
各施設や地域で違いがあるので、在宅血液透析導入前にお互い確認し合うこと、避難訓練などを定期的に行うのが理想です。